マングローブとは熱帯亜熱帯の喫水域に広がるひるぎの森のことですが、このひるぎの種はとても変わっています。
正確には胎生種子といいます。
枝にたわわに実った胎生種子は細長い30cm程のインゲン豆や種類によってはオクラのような形状をしています。
この種は水面に落ちると絶妙のバランスで起立したまま潮の流れに沿って河口に流れたり、満ち潮で川をさかのぼったりしながら、うまく水底に刺さればそこに根を張り成長します。
胎生種子の表皮は固く、中はタバコのフィルターのような繊維が詰まっていてとても丈夫で塩水に負けない構造の為、長く水中にいても腐ることがありません。
着底した種子は下部から根を張り、やがて木として成長していき、広大なマングローブの森を作ります。
多くの種子が海を渡り、他の島々で根を張ったことでしょう。
まるで移住してすみ着いた私のようで親近感をお覚えますね。
東京都出身。1988年に石垣島へ移住。
東京でのシステムエンジニア時代に休暇を利用して初めて石垣島へ
移住当初はダイビングショップの船長として働き、2014年にIT会社を起業、2019年4月リタイアし憧れの隠居生活中。
石垣島で生活している人々の価値観やライフスタイルに共感。