御神崎灯台のお話

こんにちは、倉田です。

現在はIT企業の代表ですが、昔は石垣島でも珍しい女の船長として石垣島から西は与那国島の海も航海してまいりました。

皆さんもご存知のように沖縄周辺はサンゴ礁が発達している為、座礁事故が多いところです。

そんな海の安全を見守るのが灯台のお仕事ですが、夜の海を航行していると距離感がつかめないことに苦慮します。
当時はまだGPSもなかった時代ですので、船のコンパスとエンジン回転数と時間でサンゴ礁を避けて港を目指します。

実は御神崎灯台は石垣島では唯一周りにサンゴ礁がない絶壁に立っている灯台なので、距離を気にせずすぐ近くまで安心して船を寄せられるます。この灯台までくれば、岬を回って南に進路を取ればやがて石垣港のセンターブイの光が見えてきます。

ここまでくればあとは航路ブイに従って真っ暗な夜でも安全に石垣港へ入港できるのです。

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御神崎灯台は、私の中でも最も思い入れのある灯台です。

写真は、灯台から見た水平線に沈む夕日です。

倉田 まゆみ

東京都出身。1988年に石垣島へ移住。
東京でのシステムエンジニア時代に休暇を利用して初めて石垣島へ
移住当初はダイビングショップの船長として働き、2014年にIT会社を起業、2019年4月リタイアし憧れの隠居生活中。

石垣島で生活している人々の価値観やライフスタイルに共感。