移住地で起業を行う前に

新年明けましておめでとうございます!🎍

ブログ長らく放置していたので投稿したいと思います!(^^;)

石垣島への移住を夢見ていざ島に住んでみると、給料の低さに驚くかもしれません。。

沖縄県は全国一県民所得が低い事でも有名です。(算定基準が異なっており、来年度上昇する可能性あり)

石垣市の県民所得は県内で41市町村中、13位の2,129千円です。

給料低いから起業するしかない!って思う方もいるかもしれません。

これまでどれだけ多くの方が起業しては、店をたたみ島を去っていったか。。🍃

そこで、今回は起業する前に是非ご一読いただき参考にしてもらえればなと思い投稿させて頂きます。

 

現在の石垣島の経済状況は右肩上がりに上昇しています。

沖縄県の観光需要がけん引し、経済全体に大きく寄与しているからだと考えられます。

そのような状況の中、石垣島では微弱ながらも年々人口も増えてきている上、入域観光客数も記録を更新し続けているため、潜在人口数は予想以上に高いかもしれません!

次に、開業率と廃業率を見てみましょう!

沖縄県の開業率・廃業率共に全国一位であり、それは開業しやすい反面、事業が続きにくいという事を意味します。

 

■開廃業率の推移

 

■地域別、開廃業の状況

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上のグラフの見方として、左上エリア:「開業しやすく、廃業しにくい」、左下エリア:「開業しにくいが、廃業もしにくい」、右上エリア:「開業しやすいが、廃業しやすい」、右下エリア:「開業しにくく、廃業しやすい」と判断できます。

石垣市は左上エリアに属しているので、「開業しやすく、廃業しにくい」と言える事ができます!(^o^)/

 

 

 

本当にこの条件だけで大丈夫?

 

 

 

 

 

答えは 「NO!」です。

 

市場は潤っているかもしれませんが、その分競争が激しくしのぎを削っているのです!

人口と同様に事業所数も増えており、平成24年3092社に対し、平成26年3167社と増え続けています!(経済センサス参照)

下図は石垣市の産業構造になります。どの業態で勝負するのか参考になるかもしれません。(RESAS参照)

 

開業するにあたって、色々と情報収集は行う必要があります。細かい事でもなんでもいいので多く情報を集めましょう!

また、開業する理由も明確にし、目標をしっかり立てましょう!

何のために創業を行うのか、経営理念があるのとないのとでは事業を継続する上ではっきりと差がでてくる部分だと思います。

「誰に、何を、どのように」を意識し、自分が実現したい想いを形にしましょう!

開業したらゴールではありません、”利益をどう生み出し続けるか”が重要です!

その為には、事業計画をしっかり作成し、ビジネスの軸がブレないよう適宜進捗状況を判断しながら、目標に向かって実行しなければいけません。

商工会では創業計画書の作成支援を行っておりますので、お気軽にご相談に来て頂ければと思います♪

それでは、夢実現に向かって頑張って下さい♪(^o^)/

 

 

 

■開業にあたって、参考になるサイトを記載致します。

・J-Net21  http://j-net21.smrj.go.jp/establish/manual/list1/

・ミラサポ https://www.mirasapo.jp/starting/index.html

・日本政策金融公庫 https://www.jfc.go.jp/n/finance/sougyou/index.html

 

 

 

仲村 圭一郎

沖縄県沖縄市出身 。2015年移住。
石垣市商工会への赴任をきっかけに単身 石垣島へ。
中小零細企業の経営支援や、経済活動を通じた元気な地域づくりを目指し取り組んでいる。
沖縄本島に残した家族のためにも一生懸命働きつつ、単身赴任の寂しさを紛らすため、精一杯プライベートを満喫する事を心掛けている。