梅雨のような石垣の今年の8月

おはようございます。

石垣島はここ一週間ほど大雨が続いています。

八重山諸島周辺の台風や熱帯低気圧の影響で、大雨警報も発令されていますが、これといった被害は出ていないようです。地盤が強固なのか、住宅などの建物が平地に多く建っているせいでしょうか。ただし、陸ばかりでなく大量の雨水が海に流れ込むため、海水温の上昇によりサンゴの白化現象は食い止められますが、一方で雨水と一緒に赤土が流れ込むため、サンゴ礁に及ぼす影響が懸念されます。

すでに本日8/18(土)朝の時点で米軍の台風情報には、台風19号の次の熱帯低気圧(その後台風に成長)の情報も掲載されています。ご注意ください。

さて、台風ではなく雨の話に戻ります。
私は島に来て、雨が大好きになりました。
冷たくなくて大粒の雨は思わず傘を忘れて全身で浴びてします程です。
特に石垣島では、雨の日に傘をさすという習慣は内地ほど根付いていないようです。

島の夏は「炎天」→「スコール(方言でカタブイ)」→「虹」のルーティーンです。

焼けるような日差しの中、空を見上げると彼方に雨が降る前の黒雲が沸き起こっています。どんどんの近づき大きくなる黒雲、やがて熱暑の大気を突き抜けるような冷たい風、さあ「カタブイ」がやってきました。
大粒の雨が焼けた地面に点々と大粒の模様を描いたと思うとザーッと一気に塗りつぶ大雨、どこに隠れていたのかカエルの大合唱、草木の葉が雨粒を受けてパチパチと拍手喝采、アスファルトには無数の水滴の王冠と、先ほどまでの世界が一転します。
やがて夢のような雨粒のカーニバルが終わると、真夏の太陽と空が鮮やかな虹を伴って戻ってきます。

まさに人間にも自然にも「恵みの雨」となります。

倉田 まゆみ

東京都出身。1988年に石垣島へ移住。
東京でのシステムエンジニア時代に休暇を利用して初めて石垣島へ
移住当初はダイビングショップの船長として働き、2014年にIT会社を起業、2019年4月リタイアし憧れの隠居生活中。

石垣島で生活している人々の価値観やライフスタイルに共感。